日本薬剤師会から下記のとおり連絡が届いています。

新型コロナウイルス感染症の研究用抗原定性検査キットの販売に関する監視指導及び留意事項について、今般、別添のとおり、当該事務連絡発出の状況も踏まえ留意事項が整理されましたので、お知らせいたします。

ご承知のとおり、研究用抗原定性検査キットについては、薬機法に基づく承認を受けておらず性能等が確認されたものではありません。そのため、消費者が感染しているにもかかわらず、結果が陰性であった場合に、新型コロナウイルス感染症に罹患していないと誤解すること等により、医療機関への受診が遅れ、本人の健康に重大な影響を与える可能性や周囲の者に感染を拡大させるおそれがあります。

また、消費者個人がセルフチェック等に使う場合であっても、薬機法に基づく承認を受けた医療用抗原定性検査キットを用いることを前提に、使用方法の説明や必要に応じ医療機関等への確実な受診を促すため、令和3年9月27日付で、薬局において医療用抗原定性検査キットの販売が特例的に認められているところです。

つきましては、これらの背景並びに当該事務連絡の内容つき十分ご了知の上、薬局におかれましては今後、研究用抗原定性検査キットの販売を控えるなど、引き続き薬事承認に基づき信頼性等が保証された医療用抗原定性検査キットの適切かつ積極的な取扱い・販売にご協力賜りますよう、貴会会員にご周知方よろしくお願い申し上げます。