一般社団法人 奈良県薬剤師会

Nara Pharmaceutical Association

ご挨拶

一般社団法人奈良県薬剤師会
会長 竹上

第46回定時社員総会を迎えるにあたりまして、会員の皆様方の本会活動へのご理解、ご協力と薬剤師職能向上のため日々の業務邁進に感謝申し上げます。

年明け早々に、奈良県下で起こったC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造医薬品の事例については、患者の皆様はもとより処方医をはじめ医療機関関係者様にも多大なご不安・ご懸念をおかけいたしました。誠に遺憾なことであります。

先般、『薬局間における医療用医薬品の譲受・譲渡に関するガイドライン』が策定されました。患者の皆様に安心・安全で適正な医薬品を供給するのが任務である薬剤師のみならず、開設者、勤務者に係わらず、薬局関係者においては医薬品の流通経路が適正であること、仕入れ・品受け時の厳密な確認の更なる徹底を行っていかねばなりません。

わが国では、これから高齢化が著しく進行し、国民の医療や介護の需要がさらに増加することが見込まれています。一人ひとりが住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を推進していかねばなりません。かかりつけ薬剤師・薬局機能を更に充実させ、一般用医薬品や健康相談などのセルフメディケーション推進、国民による主体的な健康の保持増進を積極的にサポートしてください。

奈良県薬剤師会は昨年12月1日、全国健康保険協会(協会けんぽ)奈良支部と「奈良県民の健康づくり推進に向けた相互連携に関する協定」を締結しました。相互に連携・協力し、協会けんぽの加入者ひいては県民の健康増進および健康寿命の延伸を実現することを目的とし、医薬品の正しい知識の普及、ジェネリック医薬品の利用促進、医薬品の適正使用の啓発、県民の健康づくりの推進をします。

いにしえの奈良の都は、東大寺を建立した聖武天皇の皇后である光明皇后が設置した悲田院や施薬院が庶民のための医療や福祉に貢献したという先進地です。「温故“創”新」の志を胸に地域住民から信頼される「薬局・薬剤師」を目指し、歴史の観光地はもとより、いい意味で(!)奈良県が注目されるよう切に願います。

末筆ながら、会員の方々のご健勝、ご活躍を心より祈念申し上げます。

(平成29年5月27日開催 第46回定時社員総会 議案書より)

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