奈良県薬剤師会とは

ご挨拶

一般社団法人奈良県薬剤師会
会長 吉川 惠司

第51回定時社員総会を迎えるにあたりまして、会員の皆様方には本会活動へのご理解やご協力を賜りまして誠にありがとうございます。さらに、薬剤師職能向上のためにそれぞれの職場や立場で日々の業務に邁進いただいておりますことに心から感謝申し上げます。

新型コロナウイルス感染症が拡大し3年目を迎えることになりました。県内感染者数は、依然数百人レベルが続いていますので、緊張感を持続し取り組みたいと考えるところです。今年に入り会員の皆様方には、ワクチン希釈充填業務に加え、抗原検査の定着促進事業やPCR検査を含めた一般検査事業やラゲブリオやパキロビッドパックなどのコロナ経口薬など、全ての医薬品の製造や供給にご尽力を賜りまして誠にありがとうございました。

さて、昨年8月には改正薬機法が一部施行され、地域連携薬局や専門医療機関連携薬局がスタートしました。2022年3月末日現在、県内における専門医療機関連携薬局は0軒ですが、地域連携薬局は21軒となりました。約9ヶ月が経過し、県内各所に少しずつ広がってきたように感じます。

2022年度はどうでしょうか。

4月に診療報酬改定があり、リフィル処方せんが盛り込まれました。さらに2023年1月、いよいよ電子処方せんのスタートです。ICTへの対応は、避けては通れない道となっています。変化の時こそチャンスです。この変革の時期に適切な準備をして、地域医療にさらなる薬剤師職能を発揮していきたいものです。

また、7月には我々薬剤師にとって大きなテーマが待っています。我々薬剤師の職能を遺憾なく発揮できる代表にお力添えを頂けますようご理解とご協力のお願いを申し上げます。

最後になりましたが、会員の皆様方の益々のご発展とご健勝をお祈り申し上げまして、挨拶とさせていただきます。

(令和4年5月開催 第51回定時社員総会 議案書より抜粋)