奈良県薬剤師会

薬用植物紹介


アサガオ
Pharbitis nil choisy

熱帯アジア原産でよく栽培されるつる性の一年草。日本へは、奈良時代の終わりから平安時代の初めにかけて唐から輸入されたとされている。日本に渡来したころは、薬用が目的であったがその後、花の美しさが着目されて盛んに品種改良が行われた。

茎は長く伸びて左巻きに他の物に巻き付き、長さ2m以上に達する。花期は夏で葉の付け根部分に大形の漏斗状の花を付ける。花は、早朝に開き午前中に萎む。

薬用部分は種子で生薬名は「牽牛子(ケンゴシ)」という。黒種子のものを黒丑、白種子のものを白丑と呼ぶが薬効に変わりはない。少量で緩下作用、多量では下痢をきたして寄生虫を下す作用がある。

アサガオはヒルガオ科であるが、〜チョウセンアサガオと名の付く植物はナス科である。Datura属(ダチュラ属、ないしはチョウセンアサガオ属)ないしはBrugmansia属に属し、同じナス科のベラドンナ等と同様にアルカロイドを含んでいるため有毒である。

(奈良県薬事研究センターよりご提供)

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